外壁・屋根塗装のDIYをやってはいけない理由
多くの方々が「DIY」という言葉を耳にした事があるのではないでしょうか?
日本語にすると、お金を払って他者(業者)にやらせるのではなく、自分で何かを作ったり、修理したり、装飾したりする活動する事だそうです。
塗装作業は、材料と道具を揃えれば比較的DIYを行いやすい部類に入ると思います。このページでは、塗装作業のDIYについてお話させて頂きたいと思います。
外壁塗装のDIYをおすすめできない理由
作業の危険性
先ずは屋根の塗装を行う場合ですが、苔や汚れで滑りやすく、転落の危険性も非常に高いため、落ちどころが悪ければ命の危険があります。
外壁や付帯部の塗装を行う場合も、2階建ての建物では足場が無いと作業が出来ません。
また、脚立で作業を行う場合でも、転落や転倒の危険があります。作業中も指や腕、足等を切ったりとケガも付き物です。
塗装の技術による耐久性の低下
塗料には既定の塗膜圧があり、規定量を塗る事で初めて本来の性能を発揮します。
塗装の技術や知識が無い人が行うと、塗料本来の性能が発揮されず耐久性が低下したり、早期に劣化してしまう可能性があります。また、市販の塗料はプロが使う塗料と違い、塗り易さを追及した結果、耐久性が劣る事が多いです。
作業時間(費用対効果)
家一軒を塗るとなると、どれ位時間がかかるのでしょうか?人により違いはあるでしょうが、かなりの時間が必要でしょう。
時間が無限にある方は良いのですが、作業時間を考えると「最初からプロに任せてたら良かった」という事になると思います。プロの職人に任せれば、家を1軒塗装するのにかかる時間は平均10~14日程度です。
外壁塗装をDIYで行った場合の試算
DIYを行う際に必要な道具や費用は次の通りです。
道具にかかる費用
・脚立(レンタルの場合):1日300円程度~
・高圧洗浄機(レンタルの場合):1日3000円程度~
・養生類(マスカー・テープ・ビニール等):各一個300円程度~
・刷毛やローラー等(ピンキリですが安いもので):1個500円程度~
・塗料を入れる道具や、パテ類等:10,000円程度
塗料にかかる費用
値段のバラツキが多いですが、水性シリコンの場合
・下塗14Kg:8,000円~
・上塗15Kg:9,000円程度~
・ひび割れを処理するシーリング材(必要により):330ml 1本600円程度~
外壁塗装をDIYで行うメリット
時間に余裕があり、ケガや事故の心配がなければ、最低限必要な道具、資材、塗料代で済むのでプロの業者に依頼するよりは、安上がりで済みます。
家一軒はとても・・・という方でも、ウッドデッキ等の小規模な物は自分で塗装したいと思われる事もあろうかと思います。その場合はご相談下されば、説明させて頂きます。
まとめ
DIYのメリット・デメリットをお話しさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?
少しでもDIYの参考になれば幸いです。